●牛革について--その3--
「牛革の防寒性」です。
通常、皮革製品は防寒性に優れていると思われがちのようですが、
実際の所は、どうなんでしょうか。
私は皮革製品というのは防寒に対してもそれ程良いとは思っていません。
革の一枚物の手袋で冬期オートバイにでも乗るとすぐに指は冷たくなります。
理由はやはり「毛穴」のせいです。
この為、通気性がよくなるのですが、
風が入る為にすぐに外気温に適応?するのです。
従って、逆に夏でも、革のつなぎ等でオートバイに乗っていても、
もちろん暑いですよ!!しかし、はたから見える程でもないのです、
走っている限りはね。止まると地獄ですが(^_^;
でも夏のツーリングで「革つなぎ」いただけませんね。冬も駄目です。寒い。
革つなぎはサーキットだけにしましょうね。
おっと、又何の話かわからなくなってきました。
デザインでは、防寒性の高い順でミトン・3本指・5本指となります。
しかし、基本的にいうと、防寒性はインナーに依存されます。
インナーについては、別項で書くつもりですが、
5年前に比べて防寒性に優れた物が多くなりました。
アウターについては、防寒性の良さで言うなら、
牛革よりも「しっかりした」生地物の方が風を通さない分暖かいと思われます
。
ですから、極寒の地で、革の手袋をはきたかったら
上に一枚オーバーミトン等の物を付ければ良いのです。
それ程の寒さでない地域だと、汗でムレる事は少なく、臭くなりにくい
革の通気性の良さが発揮されます。
それにストープの近くで干しているだけで乾くのも牛革ならではの事です。
しかし、あまりこういう事はしないで下さい。油分が飛んで素材が痛みます。
本当は、スキー場へ行く場合には何種類かの手袋を持っていくのが理想です。
せめて2双はもっていってほしいですね。
次回は、何を書くかは未定です。ご質問があればここで回答します。(98/2/8)
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